2024.03.05
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安心して食べるお口を育てよう!

幼児の窒息死事故が絶えないことをとても残念に思います。

一人の命が消えてしまうという、とてつもなく大きな事故。

誰もが誰かを責めたくなってしまうのではないかと思います。

給食ではブドウが刻まれ、ウズラの玉子が廃止になるところもあるそうです。

人の命はもちろん大切ですが

ウズラの卵の業者さんも大打撃です。

さて、どうすればよいのでしょうか?

窒息事故は周りのひとの監督や環境にもよりますが

年齢に関わらず一番はお口の機能不全で起こります。

・適切な量のかじり取り

・一口量の習得

・正しい咀嚼(モグモグ)

・正しい嚥下

・喉につまりそうなものを吐き出す力

・むせてせき込む力

当たり前のようでいて、どれもできないお口に育っているお子さんがとても多く見られます。

これは、育てた保護者さんが悪いのではなく

正しい知識を伝える場が現在日本中にほんのわずかしかないのが問題です。

助産師さん、保育士さん、歯科医師などどの専門家でも

本来の正しいお口の育て方を通常の教育課程では習いません。

「専門家だから全て知っていて指導できる」とは限らないのです。

正しいお口の育て方は

欲を言えば妊娠前、妊娠中からの関りが必要ですが

遅くとも妊娠中には妊婦さんが正しい知識を習得する状況であってほしいと思います。

同様に保育園や幼稚園などの支援者の方にも知っていてほしいと願います。

理想的なお口の機能は離乳完了までにほぼ決まり、途中で介入がないかぎり一生続きます。

うずらの玉子でも、ブドウでも、パンでも、白玉団子でも安心して食べられるには

お口の正しい機能獲得が必要となります。

幼少期に正しく獲得しなければ、大人はもちろん、シニア期の筋力低下時にやはり窒息事故や誤嚥性肺炎のリスクが急激に高まります。

最近30代の方が「良くむせる」と言っているのを耳にしたりします。

その方の将来がどうなるのかと怖くなります。

成長してからや大人になってからでも嚥下機能の再習得は可能ですが

とても時間と根気が必要になります。

お子さんは【注意して食べる】という意識も欠けやすいので

安心して食べられる機能を獲得して成長してほしいと思います。

ベビーからカラダ育む健口塾ではお口機能の獲得方法のセミナーを

妊娠前の方から段階別にご用意しております。

出来れば妊娠中の方には全ての方に受けていただきたい内容です。

現代のお子さんたちの口腔機能は、残念ながら保護者の皆様が思っているよりずっと低下しています。

窒息事故を他人事と思わずに、今一度ご家族でご相談いただきたいテーマです。

そして是非、一度はベビ健塾に足を運んでみて下さい。

お子さんがいらっしゃるかたはなるべく早く。

カラダのなかではとっても小さなパーツのお口。

「こんなに全身に関わるの???」ときっと驚かれると思います。